製造方法

円管(鋼管)を素材とし、“冷間ロール成形加工” を基本としています。
牽く(ドローベンチ・30年)、送り出す(ロールフォーミング・40年)、押し出す(エクストロールフォーミング・35年)
主要な三方法を積み重ね現在、大径サイズを中心にエクストロール方式を、中・小径サイズをロールフォーミング方式に絞って設備を工夫。現在計14基目を製造。都祁事業所で6基、中国で4基が稼働しています。

【成形方法】
@ロールフォーミング方式〔送り出す〕は、各スタンドに組み付けた成形ロールのシャフトが駆動し、材料を成形しながら送り出す方法です。
Aエクストロール方式〔押し出す〕は、成形ロール自体は駆動せず、材料後端からの油圧シリンダーの推力で押し出します。

どの方式を使うかは、鋼種・肉厚・寸法・形状・用途などによって決めます。創業準備期を通じ、ほぼ半世紀、いろいろな材料を使って『牽き出して40年』 『送り出して45年』 『押し出して40年』、工夫を積み上げましたが、それぞれに一長一短があり、未だに挑戦を続けています。